副業の始め方

知っておかないとやばい!?副業を「始めないリスク」「始めるメリット」

「なんで副業を始めた方がいいの?」

「1から新しいことをするより残業した方が早いんじゃない?」

「自分は今の給料で満足しているから副業なんて必要ないよ」

 

こんにちは、最近オートファジーダイエットなるものに取り組んでいるイネです。

今回は「副業を始めないリスク・始めるメリット」についてお話させていただきます。

 

この記事を読むことで

  • 副業を始めないことのリスク
  • 副業を始めることのメリット
  • 副業に取り組んでいくことの重要性

が理解できるようになります。

 

執筆者:イネ

30歳の平凡な会社員。

妻と子ども2人、愛犬との5人暮らし。

住宅ローンや日々の支払いに追われ、会社からの給与収入だけでは将来不安しかないことに気づき副業を開始した。

本業と子育てを頑張りながら生活を豊かにしたい人の力になりたいと思い、「イネの副業応援ブログ」を立ち上げた。

趣味は読書、映画、漫画、ゲームと生粋のインドアマン。

 

副業を始めないことのリスク

副業を始めないリスクとは何でしょうか?

一緒に確認していきましょう。

1.終身雇用はすでに崩壊している

終身雇用とは個人と企業が雇用契約を結んだ際に、よほどの理由がなければ定年まで個人を雇用継続をすることです。

 

この終身雇用が現在、崩壊の一途をたどっていることをあなたはご存知でしょうか。

 

日本の企業は労働関連法規により、解雇をおこないにくいのは確かです。しかし終身雇用は法律で決まっているわけではないので、雇われている側はいつ解雇通知を受けてもおかしくないのです。

 

そして近年は終身雇用制度が継続困難であることを示唆する大手企業も増えてきています。

日本自動車工業会の豊田章男会長:「なかなか終身雇用を守っていくと言うのは難しい局面にはいってきたのではないかと」

経団連の中西宏明会長も「終身雇用なんてもう守れないと思っている」と発言しています。

「終身雇用守るのが難しい」トヨタ社長が“限界”発言|テレ朝news

 

それはなぜでしょうか。

 

高度経済成長期のように景気が良いときは、人件費に経費をかけてでも人手不足を解消して、人材を囲い込むことで高い収益をだせていました。現在のように景気が低迷しているときは、少ない人件費でなるべく高い収益を出す必要がでてきます。

 

その点を踏まえてこれからは年功序列型賃金のように、勤続年数を重ねれば仕事の成果に関わらず給与が増えていくのではなく、年齢に関わらず成果を上げる者の給与を増やす成果報酬型へと変わっていきます。その結果スキルのない者・成果の上げられない者は給与が増えず、最悪解雇という形になっていくのです。

 

さらに副業を禁止していた企業で副業解禁の流れも続いています

 

副業解禁の流れは企業側からの「定年までずっと雇い続ける保証はできないから副業して自分の身は自分で守ってね」というメッセージもこめられているのかもしれませんね。

 

そんな中で自分の将来を考えずに、一つの企業に依存し続けることは大きなリスクとなります。

2.現在の日本はスタグフレーション

「スタグフレーション?なんか聞いたことあるな。」という方もいると思います。

 

「スタグフレーション?なにそれおいしいの?」なんて方も中にはいるのではないでしょうか。

 

スタグフレーションとは簡単にいうと、物価が上がっているのに給与は上がらない状態のことです。

 

景気が悪い状態で物価だけが上がっていくなんておそろしいですよね。

 

昨日まで100円のお菓子が103円になったのに、もらえるおこづかいが100円のままだったらお菓子は買えません。そういうことが生活の中で起こっていくのです。

 

現在勤めている会社の給与に満足している人でも、将来の物価を考えると今と同じ生活ができるとは限らないのです。結婚、出産、マイホームの購入、車の購入など人によっては出費も増えてくるでしょう。

 

そのときに今の給与だけで自分の望んだ生活をおこなっていけるのかも視野に入れて行動していかなければなりません。単純に考えて収入源が1つだけより、2つ、3つと多い方がリスクは低くなります

 

投資でも「卵は1つのカゴに盛るな」という言葉があります。

 

1つの投資先に頼ると自分が予想していた以上のことが起こったときに対応できないからです。

 

これは投資だけではなく、収入にもいえることです。あなたが給与をもらっている会社にもしものことがあったら、そこからの収入が途切れてしまうのです。

 

途切れるまではいかなくても、ボーナスが減ることがあるかもしれません。コロナウイルスが流行したときもボーナスカットがおこなわれた企業はたくさんあります。

 

そんな中で収入源がたくさんあった方がリスク分散となり、あなたの助けとなるでしょう。これから先、日本がどうなっていくのか分からないからこそ、自分のスキルで新たな収入源を作っていくことが必要となってくるのです。

3.子ども1人を育てるのに3000万円かかる?

子ども1人にかかる費用は3000万円かかるといわれています。

 

まずはこちらの表をご覧ください。

幼稚園〜大学卒業までにかかる養育費

費用内訳 金額
出産・育児費用 約91万円
22年間の食費 約671万円
22年間の衣料費 約141万円
22年間の保険医療・理容美容費 約193万円
22年間のおこづかい費 約451万円
子どもの私的所有物費 約93万円
基本養育費合計(出産から22年間) 約1,640円

出典:AIU保険(現AIG保険)現在子育て経済考(2005年)

出典:コペル育児ワールド〜子育て情報サイト〜「えっ、一人3,000万円!?子育て費用をシミュレーション【ママFPが解説】」

幼稚園〜大学卒業までにかかる教育費

公立 私立
幼稚園(3年) 49万円 92万円
小学校(6年) 211万円 1,000万円
中学校(3年) 161万円 430万円
高校(3年) 153万円 316万円
大学(4年) 412万円 608万円
合計 986万円 2,446万円

出典:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果について」

出典:日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果(令和3年度)」

出典:マネープラザONLINE「子供にかかるお金はいくらくらい?大学卒業までに必要な金  額と用意する方法」

 

養育費に約1,640万円、教育費に約1,000〜2,500万円程度かかるという結果がでています。

 

もちろん個人差があり、こちらのデータは児童手当などの補助金は考慮していないので、実際はもう少し増減があるとは思います。

 

しかし3,000万円程度はかかることが理解できたと思います。我が家には子どもが2人いるので合計6000万円かかると思うと気が遠くなりそうです笑

 

大切な子どもに自分の道をしっかりと歩いてもらうためにも、今後の育児でどの程度費用がかかるのかを知っておくことは非常に大切です。

 

費用を把握した上で現在の資産、収入、支出から逆算して生活を考えていくことが大切となります。

副業を始めることのメリット

「副業を始めないリスク」の項目では終身雇用の崩壊、スタグフレーション、育児の観点から不安をあおるようなことばかり言ってしましましたね笑

この章では副業を始めることのメリットを確認して、行動に移す心構えをしていきましょう。

1.個人で稼ぐビジネスフローを知ることができる

あなたはビジネスにおいて収益を得る一連の流れをご存知ですか?

 

会社に属していると上司から任された仕事をこなすことも多いと思います。その上司もさらに上の上司や経営陣からの指示で仕事を行なっています。

 

そんな中であなた自身が仕事内容を選択できないことも多いのではないでしょうか?

 

ある程度の規模があるなら各部署に分かれて、ビジネスの一部を分業して行なっていることも多いと思います。

 

副業では1から100まで。いや、0から100まで自分の意思で仕事内容や働く時間などを決めることができます。

 

全てを自分で行うということはどのように仕事を始めるのか、どうやって案件をとるのか、契約書や請求書の書き方はどうするのか、確定申告などの事務作業はどうするのかなど自分で考える必要があります。

 

しかしビジネスにおける一連の流れを実際に経験できる機会はなかなかありません。この経験はあなたが他の副業を行うときにも、場合によっては本業でも役立つ大きなメリットです。

2.節税になる

副業で稼いだお金は、取り組んでいる仕事の内容や収益によっては事業所得にすることができます。

 

一時期ニュースで国税庁が「年収300万円以下は雑所得とする」旨の法案を提出していました。これに対し反対意見が殺到して現在は「帳簿をしっかりとつけていれば事業所得になりうる」ようです

 

2023年10月からはインボイス制度も始まると言われており、副業勢も制度に対してアンテナを貼っておかなければなりません。それでもまだまだ副業で事業を行うことの旨みはたくさんあります。

 

その中の1つに社会保険料があります。

 

給与収入では収入が上がるにつれて、納めるべき社会保険料も上がっていきます。しかし個人事業主として開業して得た収入は雇用されている労働者ではないので社会保険料がかかりません

 

これは大きいですよね。

 

副業の節税メリットはまだあります。

 

事業所得であれば青色申告控除を利用した確定申告で、最大65万円の控除を受けることができます

 

これにも日々の帳簿付けが義務つけられているので、いずれにせよ副業に帳簿付けは必須と考えておいてください。

 

帳簿をつける上で会計ソフトを使用するのをオススメします。この辺りも改めて記事にしようと思うのでぜひご覧ください。

3.稼いだお金で生活が豊かになる

これは言わずもがなですね笑

 

月に5万円増えるだけでもお小遣いを増やす、月々の支払いに充てる、家族で外食をする、自己投資に回す、株式投資をするなど選択肢が広がります。

 

さらに、副業での収入金額は基本的に青天井です。副業で事業を行えば会社の給与収入とは違い、自分が頑張った分だけ収入を増やすことができます。

 

当然上手くいくことばかりではないです。

 

状況によっては先月よりも副業収入が下がることも多々あるでしょう。それでも自分で考えて行動していくことで収益を上げることも可能です。

 

また、自分1人の力でビジネスを始めて収益を得ることは会社に雇われているだけではわからない喜びがあります。この体験はきっとあなたの自信に繋がり、自己肯定感を上げてくれるでしょう。

まとめ

今回は「副業を始めないリスク・始めるメリット」ということで、あなたに副業に取り組んでいくことの重要性を理解していただけたと思います。

副業を始めないリスク まとめ

  • 勤めている企業に頼りすぎるのは、制度・リスク分散の観点などから危険
  • 現在の日本は物価が上がっているのに給与は上がらないスタグフレーション状態
  • 子ども1人を育てるのには想像以上に費用がかかる

副業を始めるメリット まとめ

  • 一連のビジネスフローを経験できるので、スキル向上となり場合によっては本業に活かすこともできる
  • 副業を事業所得とすることで、給与所得ではできない大きな節税メリットを得ることができる
  • 副業収入で生活の選択肢を増やしたり、自己肯定感を上げたりできるので生活が豊かになる

 

これからはスキルのない者は淘汰されていく時代になります

 

職場に残れたとしても、自分が勤めている会社が絶対に倒産しないという保証もありません。あなたが勤めている会社あもまた現代社会における過酷な競争の中にいるからです。

 

そのような現代社会において、これからは自分でスキルを身につけていくしかないということです

 

2020年度に厚生労働省が出したデータでは副業をおこなっていると回答した方は全体で「9.7%」であり、その中でも会社員は「5.9%」の割合と最も低かったようです

 

前述したように副業解禁の流れで、2023年度現在では会社員で副業をおこなう方が増えてきています。あなたもこの時流に乗り遅れないようにしてください。

 

あなたの未来を決めるのはあなた自身です。

 

副業で身につけたスキルは将来あなたの身を守る盾となり、あなたの生活をより豊かにする剣にもなります。あなたの理想の未来に近づくことができます。

 

生活の選択肢を広げることができます。

 

この記事を読んでくださった勉強熱心なあなたならきっと大丈夫です。

 

なぜ副業を始めた方がいいのか、その理由をしっかりと学んでいってください。

 

学ぶだけではダメですよ。行動に移していくことが何よりも大切で難しいのです

 

一緒にこの過酷な荒波を乗り越えていきましょう!