お金の勉強

【制度が分かる】社会保険の概要と仕組みを徹底解説!

この記事を読むことで

・社会保険の概要
・社会保険の仕組み

について知ることができます。

皆さんは社会保険についてどの程度ご存知でしょうか。
個人事業主の方であればご自身で社会保険料を納める必要があるため、意識する機会が多いかもしれません。
会社員の方は保険料が給与から天引きされているため、意識する機会があまりないかもしれませんね。

今回は皆さんが毎月納めている社会保険料によって機能している、社会保険(公的保険)についてご説明します。

社会保険の概要

社会保障制度

社会保険は国が定めている社会保障制度の一つとして私たちの暮らしを守るために機能しています。

出典:厚生労働省HP

日本は国民全員が何かしらの公的保険に入っていることが義務づけられています。
国民全員に公的保険加入の義務があることを国民皆保険制度といいます。

なぜ加入の義務があるのでしょうか。
それは社会保障制度が国民のセーフティーネット(安全や安心を提供する仕組み)の役割を担うためです。

・病気になったが治療費が高額で支払えない
・老後の資金がない
・親の介護費用が高額で支払えない

社会保険に加入していることで、何かしらの理由でお金が必要になった場合に自己負担を軽減してくれます。

社会保険の種類

社会保険は大きく3つに分けられます。

・医療保険
・介護保険
・年金保険

この3つの保険に労災保険と雇用保険を加える考え方もありますが、今回は医療保険、介護保険、年金保険に焦点を当てます。

社会保険の加入と財源

会社員の方は特に社会保険加入の手続きをした覚えなどないと思います。
基本的に会社側が手続きを行ってくれるからです。
個人事業主の方は居住区の市区町村で手続きをされていることと思います。

皆さんが持っている健康保険証(国民健康保険証含む)は、分かりやすい社会保険制度の一つではないでしょうか。
病院で健康保険証を提示することで総医療費に対してが3割の自己負担で済みます。
毎回総医療費を全額支払うと考えたらゾッとしますね。

社会保険料は国民が支払う保険料の他にも地方や国庫での財源を確保しています。

要約

・社会保険には国民の安全、安心を守るセーフティネットの役割がある

・社会保険には医療保険、介護保険、年金保険がある

・社会保険は国民の保険料と地方、国庫からの財源によって機能する

皆さん一人ひとりが支払っている保険料によって怪我や病気、介護などにかかるお金の負担割合が軽減されています。
国民全員でお互いを助け合う相互扶助の形をとっているのです。

概要を大まかにでも理解しておくことで、それぞれの場面に遭遇した時に適切な判断を行いやすくなります。

これからも一緒に学んでいきましょう。